マニュアル / 口腔機能評価

口腔機能評価

患者詳細から、検査値(舌圧・口唇閉鎖力・体格)とチェックリスト評価を記録する手順を説明します。保護者の問診回答の反映、推移グラフ、算定の目安の見かたも扱います。

評価機能の入口

評価は患者詳細の 口腔機能評価 セクションから行います。2つのボタンを使い分けます。

検査を記録舌圧・口唇閉鎖力・体重・身長の数値だけを記録します。チェアサイドでの検査当日の入力向けです
チェックリスト評価チェックリストの該当項目と検査値をまとめて記録します
戻る田中 太郎(001)
口腔機能評価算定の目安
前回検査から3ヶ月経過しています(舌圧・口唇閉鎖力検査の算定間隔)
この画面の集計は入力内容の計算表示です。診断および保険算定の可否を判断するものではありません。
検査を記録
チェックリスト評価
指導文書を作成
推移
舌圧28.5 kPa
口唇閉鎖力9.2 N
該当項目数3 項目
患者詳細の口腔機能評価セクション。検査から3ヶ月経過するとヒントが表示されます。

検査記録がまだない患者には「舌圧・口唇閉鎖力の検査記録がありません(検査の算定間隔は3ヶ月)」、前回検査から3ヶ月が過ぎた患者には「前回検査から3ヶ月経過しています(舌圧・口唇閉鎖力検査の算定間隔)」と表示されます。

評価セクションには免責文「この画面の集計は入力内容の計算表示です。診断および保険算定の可否を判断するものではありません。」が常に表示されます。集計はあくまで入力内容の計算表示で、診断・算定の判断は医院で行います。

検査値を記録する

数値だけを手早く記録する場合は 検査を記録 を使います。

  1. 患者詳細で 検査を記録 を押します。
  2. 測定した項目に数値を入力します。舌圧 (kPa)口唇閉鎖力 (N)体重 (kg)身長 (cm) の4項目のうち、1つ以上を入力します。
  3. 保存 を押します。
検査値を記録
舌圧 (kPa)
例: 28.5
口唇閉鎖力 (N)
例: 9.2
体重 (kg)
例: 25.0
身長 (cm)
例: 120.0
キャンセル
保存
検査値の記録シート。1つ以上の項目を入力して保存します。

すべて空欄のまま保存すると「1つ以上の検査値を入力してください」と表示されます。体重と身長を両方入力すると、チェックリスト評価画面ではカウプ指数が参考表示されます。

チェックリスト評価を記録する

チェックリストは2種類あり、画面上部のボタンで切り替えます。

離乳完了前13項目。哺乳・離乳・構音機能・栄養(体格)・その他の分類
離乳完了後18項目。咀嚼機能・嚥下機能・食行動・構音機能・栄養(体格)・その他の分類
  1. 患者詳細で チェックリスト評価 を押します。
  2. 離乳完了前 または 離乳完了後 を選びます。入力途中で切り替えると「チェックリストを切り替えると、現在のチェック内容はクリアされます。よろしいですか?」と確認されます。
  3. 該当する項目にチェックを付けます。チェック数に応じて、上部のサマリーに 該当 3項目(食べる・話す 2項目) のような集計が表示されます。
  4. 必要に応じて 検査値・体格 に舌圧・口唇閉鎖力・体重・身長を入力します。
  5. 記録する を押します。チェック項目も検査値も空のまま押すと「チェック項目または検査値を1つ以上入力してください」と表示されます。
戻る口腔機能評価
チェックリスト
離乳完了前離乳完了後
該当 3項目(食べる・話す 2項目)
小児口腔機能管理料1相当(3項目以上)
この画面の集計は入力内容の計算表示です。診断および保険算定の可否を判断するものではありません。
食べる機能
咀嚼機能
片側だけでかむ傾向(偏咀嚼)がみられる
強くかみしめることができない
嚥下機能
飲み込むときに舌が前に出る様子がみられる(乳児嚥下の残存)
話す機能
構音機能
くちびるを閉じる力が不十分である(安静時にくちびるが閉じていない)問診
検査値・体格
舌圧28.5kPa
体重25.0kg
カウプ指数(参考): 17.4
記録する
日本歯科医学会「口腔機能発達不全症に関する基本的な考え方」(令和6年3月)を参考に作成
チェックリスト評価画面(離乳完了後)。該当項目を選ぶとサマリーに集計されます。

該当項目が条件を満たすと、サマリーに 小児口腔機能管理料1相当(3項目以上) または 小児口腔機能管理料2相当(2項目) のバッジが表示されます。これは入力内容の計算表示であり、算定可否の判断は医院で行います。

チェックリストの文言は、日本歯科医学会「口腔機能発達不全症に関する基本的な考え方」(令和6年3月)を参考に作成されています。画面下部の出典リンクから原典を確認できます。

問診結果を反映する

保護者がペアリング時に回答した問診(患者の登録と連携を参照)は、チェックリスト評価に引き写せます。

  1. チェックリスト評価画面で 問診結果から反映する を押します。ボタンの下に「問診で保護者が選択した項目(「問診」マーク)を一括チェックします。個別に外せます。」と説明が表示されます。
  2. 問診回答に対応する項目が一括でチェックされます。対応する項目には 問診 バッジが付いています。
  3. 診察所見と異なる項目は、個別にチェックを外します。

問診の回答内容そのものは、患者詳細の 保護者の問診回答 カードで確認できます。自由記述もここに表示されます。選択中のチェックリストに対応する問診項目がない場合は「このリストに対応する問診の該当項目はありません」と表示されます。

問診はあくまで保護者の自己申告です。反映はチェックの下書きにあたる操作で、確定は評価者の判断で行います。

推移と過去の評価

評価を重ねると、患者詳細の 推移 カードに舌圧・口唇閉鎖力・該当項目数の折れ線が表示されます。記録が1件のときは「記録1件」、まだないときは「記録なし」と表示されます。

最新の評価はカードで表示され、それより前の記録は 過去の評価 に日付順で並びます。もっと見る で さかのぼれます。

算定の目安を確認する

評価セクション右上の 算定の目安 を押すと、口腔機能管理に関わる主な項目の一覧が開きます(2026年6月改定時点の情報)。

項目点数頻度
小児口腔機能管理料190点月1回
小児口腔機能管理料250点月1回
口腔管理体制強化加算(口管強)+50点小児口腔機能管理料に加算
歯科口腔リハビリテーション料350点月2回まで
口腔機能実地指導料46点月1回
舌圧検査140点3月に1回
小児口唇閉鎖力検査100点3月に1回
免責アプリ内にも「算定可否は診療内容と最新の点数表に基づき医院でご判断ください(2026年6月改定時点の情報)」と表示されます。各項目には施設基準・写真記録などの要件があります。実際の算定は最新の点数表と届出状況に基づいて医院で判断してください。